部門紹介
超音波検査
超音波とは?
超音波検査(エコー検査)とは、体表から超音波を当てて、その反響を映像化し、体内の状態を観察する検査です。X線と違い放射線の心配もなく、また痛みなどもありません。装置が小型で、簡便であり、腹部・表在臓器(甲状腺・乳腺など)・心臓・胎児など、ファーストチョイスの検査として幅広く使用されています。
中央放射線科で行う主な超音波検査は、
【腹部超音波検査】 肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・脾臓・消化管など
【表在臓器】 甲状腺・乳腺・リンパ節・皮膚科領域など
【下肢静脈】 下肢静脈血栓・下肢静脈瘤など
【頸動脈】 頸動脈プラークなど
です。そのほかRFA(ラジオ波焼灼療法)、造影エコー、エコー下生検なども行っています。

正常な肝臓と腎臓

脂肪肝(腎臓と比較し、肝臓が白く写ります)

肝硬度測定(肝臓の硬さを数値で評価します。)

胎児7週

胎児14週

深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群) (下肢の静脈内に血栓があります)

甲状腺乳頭癌

エラストグラフィ (良性腫瘍。軟らかく表示されます)

エラストグラフィ (乳癌。硬く表示されます)
使用装置
超音波装置の進歩は著しく、現在使用している装置では数ミリの病変も描出できるようになりました。また、カラードップラー、パワードップラーにより、容易に血流の情報もわかるようになりました。乳腺腫瘍や肝臓などの硬さを映像化するエラストグラフィも行えるようになりました。人体に対し無害で、繰り返して使用できます。検査時間は約15分程度ですが、超音波の人体に対する音の伝わり方はさまざまで、見えやすい人と見えにくい人とでは検査時間は異なります。

キヤノンメディカル Aplio i 800(2018~)

日立アロカメディカル VISION preirus(2010~)