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核医学検査

核医学(RI)検査のしくみ

 核医学検査は、ガンマ線という放射線を放出する放射性同位元素※1を含んでいる薬を注射などによって身体の中に入れ、臓器や病変部に取り込まれた薬から放出される微量のガンマ線を体外のガンマカメラで撮り、肉眼では見えないからだの内部を調べるのが特徴です。

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※1 放射性同位元素はラジオアイソトープ(RI)ともいいます。化学的性質は同じですが、重さが違う元素(同位元素=アイソトープ)のうち、放射線を出すもの(放射性=ラジオ)を指します。

核医学検査の目的

  • 特定の臓器や病変のある部位を見つけるために、目的とする検査ごとに検査薬が異なります。
  • 検査薬は病変部に強く取り込まれる場合や、病変部だけが取り込まれない場合があります。その状態でカメラで撮るとある部分だけ濃くなったり、形が欠けていたりしますので、病変の状態がわかります。
  • 収集したデータをコンピュータで処理することにより画像化し、臓器のはたらきをみることや、臓器の断層像(輪切り像)を作成することができます。

検査薬から放出される放射線

 核医学検査では、

  • 被ばくによる身体への影響の少ないガンマ線が用いられています。
  • ガンマ線を放出する放射性同位元素の中でも比較的、短時間で効果が切れるものが使われます。
  • 体内への投与量は微量であるため、心配なく日常の検査にも用いられます。

検査の基本的な流れ

検査の前にトイレをすませておくとよいでしょう。

1. 検査薬を投与します。

静脈注射やカプセルにて検査薬を体内に投与します。

2. 検査薬が目的の部位に達するまで時間をおきます。

検査によって異なりますが、薬の投与直後や数時間(場合によっては数日)後に写真を撮ります。

3. 検査機器のベッドで仰向けになります。

写真を撮る間はベッドに寝ているだけで苦痛はありません。

4. 機械が最適な位置まで動きます。

きれいに撮像するため、接近する必要があります。頭や胸の検査では顔の直前までカメラが接近します。

5. 撮像します。

検査によって、数分で終わるものや、数十分かかるものがあります。また、薬の体内での移動を見るために、数時間後に数回写真を撮ることがあります。

6. 今日の検査は終了です。

撮った画像は専門医が詳しく調べ診断します。結果は、後日主治医から説明があります。

詳しい検査の説明はこちらです。

骨シンチの説明

負荷心筋血流シンチの説明

核医学検査で使用する薬剤の特徴

  • 薬に含まれる放射線の量は極めて微量です。(胸部レントゲンを1回撮影する位です。)
  • 薬は体外に排泄されるように作られており、体内に残り続けることはありません。
  • 薬による副作用は、ほとんどありません。

検査前の注意事項

 検査の種類によっては、検査前に食事制限や飲水制限、下剤を使ってお腹の中を空にしていただくなどの注意事項や準備があります。検査が決まったら、担当の医師や看護師から十分な説明を受けてください。
 また、検査を受ける前に必ず、検査予約票の注意事項もご確認ください。
 つぎのような方はあらかじめ医師にお知らせください。

  • 妊娠している、または妊娠の可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 乳幼児がいる方
  • 薬をのんだり、注射をして気分が悪くなったり、じんましんが出たことがある方

検査中や検査終了後に気分が悪くなった方は検査担当者・病院にご連絡ください。

使用装置

  • 多角可変デュアル検出器型ガンマカメラ
  • シーメンス旭メディテック社製 E-Cam Signature(平成17年12月稼動)
核医学検査装置
核医学検査装置

骨シンチの説明

【骨シンチとは】
主に病気の骨への転移の有無、骨の炎症、骨の骨折などを診断するために行われる検査です。

【骨シンチの検査の特徴】

  1. 食事、飲み物の制限はありません。朝食、昼食を食べて構いません。
  2. 骨に検査薬が集まるまで約3時間かかります。しっかりと集まってからでないと正しい検査は行えません。
  3. 撮影開始前に排尿をしてください。検査薬が尿から排泄されるため、骨盤部を撮る際、膀胱に溜まった尿が診断の妨げになります。
  4. 検査時間は約30分となります。
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正常像(左) 前立腺がんの骨転移像(右)

 

 負荷心筋血流シンチの説明

【負荷心筋血流シンチとは】
心臓の血液の流れを映し出す検査です。
心筋梗塞の有無や広がりを診断するために行われます。

【負荷心筋血流シンチの検査の流れ】

  1. 検査前日よりお茶、コーヒー等カフェインを含むものは摂取しないで下さい。
    (カフェインが検査薬のはたらきを阻害してしまいます。)
  2. 検査当日の朝から検査が終わるまで食事はできません。
  3. 負荷時、安静時の画像を比較し診断を行うため、午前と午後の2回検査を行います。
    午前は心臓に負荷をかけて撮り、午後は時間をおいて落ち着いた状態の心臓を撮ります。午前の検査時間は負荷をかけるため約40分、午後の検査時間は撮影のみで約20分です。

正常像
正常像
心臓の血流が低下している像
心臓の血流が低下している像

 

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

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