部門紹介
マンモグラフィ
マンモグラフィとは?
マンモグラフィは乳房を2枚の板に挟んで圧迫して行なう、乳房のX線撮影です。
現在乳がん検診の画像診断ではこれが基本とされています。
撮影について
マンモグラフィでは乳房を圧迫板で挟みます。乳房は乳腺組織、脂肪組織、皮膚などでできており、大きさや厚みは人によって異なります。正しい診断の元となる画像を撮るためには、乳房を均等に圧迫することで、乳腺と脂肪の重なりをわける必要があります。乳房を挟むことで痛みを伴うことがありますが、乳房の圧迫は病気を見つけるうえでとても大切なことです。
放射線被ばくについて
X線撮影ですので放射線被ばくはありますが、1回の撮影で乳房が受ける放射線量は、東京からニューヨークへ飛行機で往復する時に浴びる自然放射線(宇宙線)の量とほぼ同じであると言われています。また、乳房だけの部分的な照射であり、放射線量も少ないため、人体への影響はないと言われています。
使用装置
富士フイルム株式会社製 AMULET Innovality (2019年9月導入)
マンモグラフィ装置の更新に伴い、トモシンセシス撮影に対応した装置を導入しました。
トモシンセシス撮影とは、角度を変えながら撮影することで複数方向の画像データを収集します。乳房を三次元的に再構成することで、乳腺濃度に関係なく乳房内の観察がしやすくなり、より詳しく診断することができる技術です。