病理検査 | 富士宮市立病院 静岡県富士宮市 常勤医師・初期研修医募集中

文字サイズ
標準
拡大
MENUメニュー

部門紹介

病理検査

病理検査

病理検査では、患者さんから採取した組織や臓器を検体として扱います。検体が腐敗しないようにホルマリンなどで固定した後、薄く切って染色し、病理標本を作製します。これを顕微鏡で観察し、最終的に病理医が病気の診断をします。

      

≪組織診≫

ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色という基本となる染色を施した標本を顕微鏡で観察し、

目的に応じて様々な特殊染色(成分を染め分ける)を行い、診断を行います。

HE

ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色

マッソントリクローム染色

アルシアンブルー染色

PAM染色

≪細胞診≫

尿や喀痰、子宮、体腔液(胸水、腹水など)の検査材料から細胞診標本を作製し、細胞一つ一つを顕微鏡で観察し、がん細胞の有無や進行の程度などを調べます。また、当院では、甲状腺などの穿刺吸引細胞診(腫瘍病変が疑われるところに細い針を刺して細胞を採取する検査)を実施する際、臨床検査技師が診療の場に出向きます。

パパニコロウ染色

≪術中迅速診断≫

手術中に組織の一部を採取し、これを液体窒素で急速に凍結させて固定し、短時間で標本を作製します。この標本を病理医が顕微鏡で観察し、病変部が完全に取り切れているか、リンパ節に転移がないかなどを手術中の執刀医に報告します。

標本作製が難しいため、技師の熟練が必要とされます。

≪病理解剖≫

不幸にも病院で亡くなられた患者さんの御遺体をご家族の承諾後に解剖します。

それにより前の診断、病気の進行度、治療効果、死因などを診断します。

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

出生前検査認証制度等運営委員会

PAGE TOP