院長あいさつ | 富士宮市立病院 静岡県富士宮市 常勤医師・初期研修医募集中

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病院案内

院長あいさつ

 当院は、昭和20年(1945年)12月1日に開設後、昭和61年(1986年)より富士宮市立病院として現在の場所にてスタートしています。平成4年(1992年)に核磁気共鳴(MR)棟、平成15年(2003年)に南棟、令和元年(2019年)に地域包括ケア病棟が増設され、一般病棟が350床、地域包括ケア病棟が30床です。当院は、市の中心部に位置し、JR身延線富士宮駅南口から徒歩3分とアクセスは良好です。富士山本宮浅間大社にも近く、病院北側からは富士山が一望できる絶好のロケーションです。

 当院は、富士宮市での唯一の総合病院であり、富士宮市、富士市、山梨県峡南地域からの患者を広く受け入れています。理念は、(1)患者本位の医療、(2)良質な医療、(3)行政サービスという自覚を持った医療です。地域支援病院として周辺施設との病診連携を進め、高度先端医療を提供するとともに、二次救急には365日24時間対応して市民の健康管理に最大限取り組んでいます。また、令和元年(2019年)に地域包括ケア病棟を増設し、地域医療連携室や入退院支援センターを充実させて、地域包括医療への貢献を図っております。特に、地域包括ケアの主眼である「住み慣れた地域で継続して充実した生活ができる」ことを目指し、寝たきりの防止や自宅での療養、認知症のケアに力を入れています。

 当院が、地域支援病院として、このような役割を果たしていくためには、人材の確保が重要です。医師の不足と偏在は、全国的な課題ですが、静岡県の中では、富士医療圏も医師不足地域に含まれます。当院の医師の確保に関しては、浜松医科大学をはじめ複数の医局から派遣を頂いています。私が赴任した平成29年(2017年)には、整形外科、小児科、泌尿器科の医師不足が深刻で、診療を縮小せざるを得ず、市民の皆様にはご迷惑をおかけしました。その後、徐々に医師を確保し、本年度は、整形外科が5名と小児科が4名の体制で診療を行えます。泌尿器科は、京都府立医科大学のご協力を頂き、令和2年度より2名の常勤医による診療で手術や外来などに対応できるようになりました。他にも、循環器内科、外科、皮膚科、麻酔科の医師が増員しています。救急搬送の夜間受け入れは、いまだに一部を市外の医療機関にお願いしている状況で、まだ体制は充分とは言えませんが、奨学金の配布や学生実習の受け入れなどを積極的に行い、若手医師および看護師や薬剤師などの医療スタッフの確保に力を入れています。

 さて、このように、診療体制を充実させつつある当院ですが、昨年来の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の爆発的流行は、当院の状況をも一変させました。当院は、COVID-19の診断と治療に関して、当初より富士保健所、圏域内の病院、医師会、市役所と連携して定期的に協議会を開催し、PCR検査や発熱患者の対応に当たっています。開棟したばかりの地域包括ケア病棟ですが、昨年4月から一旦閉鎖して改修工事を行い、感染対策病棟としてCOVID-19患者および疑いのある患者を受け入れています。

 幸い地域包括ケア病棟は、一般病棟とは別棟であり、出入り口も独立させることができましたので、スタッフに充分感染対策を訓練した上で、多くの患者を受け入れることができました。重症者の搬送や急変患者の発生など問題は数多く生じましたが、これまで一人の院内感染者を出すことなく、診療を継続できています。

 当院でのクラスター発生は、地域の医療崩壊を招くことが必至です。感染対策病棟以外にも、病院入口の一本化、検温、マスクや3密回避の徹底に加え、面会制限を厳しくし、外部からの持ち込みの予防を行っています。また、職員一同も院内、院外での会食、移動の制限を厳重にしております。市民の皆様へは、大変不便をおかけしますが、どうぞご理解をよろしくお願いします。また、これまで多くの市民や地元の企業の方々より、数々の応援メッセージや差し入れを頂きました。皆様のお心遣いに感謝申し上げますとともに、今後もスタッフを暖かく支えて頂きますようお願い申し上げます。

 変異株による第4波が危惧されるこの頃ですが、4月からは、新型コロナウイルスワクチンの接種もはじまり、COVID-19対策も新しい局面を迎えます。当院も市民の皆様へのワクチン接種に積極的に参加して参りますので、協力してこの難局を乗り越えていきましょう。

令和3年4月1日 富士宮市立病院院長 佐藤 洋

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

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