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病院案内

院長あいさつ

 平成30年4月1日より、富士宮市立病院長に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。当院は、昭和20年(1945年)12月1日に開設後、平成4年(1992年)に核磁気共鳴(MR)棟、平成15年(2003年)に南棟が増築され、現在の規模となっております。平成26年(2014年)から3階病棟の一部が、回復期をになう地域包括ケア病棟となり、一般病棟300床、地域包括ケア病棟50床です。当院は、市の中心部に位置し、JR身延線富士宮駅南口から徒歩3分とアクセスは良好です。富士山本宮浅間大社にも近く、病院北側からは富士山が一望できる絶好のロケーションです。
当院の理念は、(1)患者本位の医療、(2)良質な医療、(3)行政サービスという自覚を持った医療です。
「患者本位の医療」とは、患者様の立場にたった考え方で行動し、患者様に満足していただける医療と看護を提供することです。充分なインフォームドコンセント(説明と同意)のもとに医療を行い、カルテ開示やセカンドオピニオンに積極的に応じます。
「良質な医療」とは、最新の医療知識から考えて最善と思われる医療と看護を行うことです。当院の医療レベルは、診断・治療に関しては中規模病院としては常に高いレベルに有ります。しかし、医療技術は日進月歩で進化しており、研修、講習、学会などで研さんを積み、真摯に知識と技術を吸収するとともに、最新の高度医療機器を整備しています。
「行政サービスという自覚を持った医療」とは、無駄を排し、効率の良い医療と看護を行うことです。最大限の医療サービスを、決められた予算内で市民に提供できるように努力します。そのため、当院では、地域支援病院として周辺施設との病診連携をすすめる、二次救急には365日24時間対応する、医療の安全管理に最大限の努力を払うことに取り組んでいます。
さて、医療を取り巻く環境は年々厳しくなっています。まず、医師の不足、偏在の問題があります。平成16年(2004年)からの新研修制度の導入が契機となり、医師の都市部への集中を引き起こしています。若手医師の減少は、一部の診療科での診療体制の縮小を招き、住民の皆様にご迷惑をおかけしている現状です。当院では、“研修医の多い病院が活発な病院である”を念頭に置き、研修医の指導や待遇改善に力を入れています。最近の数年は、募集数を上回る応募者となり、研修医の確保に成功しています。
その成果として、現在、医師数は徐々にではありますが増加しています。平成26年(2014年)より一時期閉鎖となりました整形外科は、複数の医局から医師を確保し、本年度は3名体制となりました。リハビリテーション科の医師も加わり、より多くの患者を受け入れられると思います。泌尿器科は、常勤医師は不在ですが、京都府立医大より派遣の医師が、週2日にわたり在院して頂けることになりましたので、少数ではありますが、入院診療も可能となります。その他、消化器内科、小児科、麻酔科が増員されております。一方、今年度から、医大卒業後3年目の医師を対象とした新専門医制度が導入され、各診療科で新たな医師偏在が生まれることが危惧されています。当院でも、今後の動向を見据えて派遣医科大学との連携に努めて参ります。
次に、超高齢化社会を迎え、後期高齢者の増加とそれを支える若年層の減少は、病院運営の考え方にも大きく影響を与えています。今年度、厚生労働省から発表された標題の一つは、「治す医療から、治し支える医療への転換」です。当院では、地域包括ケア病棟(30床)専用の新棟増設を決定しています。本年より工事に入り、平成31年10月から開始の予定です。新病棟では、周辺の療養型病棟や老人施設からの受け入れを積極的に進め、地域包括医療への貢献を図って参ります。また、本年度より入退院支援センターを開設し、入院早期から退院後まで、患者様が充分な医療や介護を受けられる体制を作っています。特に、地域包括ケアの主眼である「住み慣れた地域で継続して充実した生活ができる」ことを目指し、訪問リハビリテーションなどで寝たきりの防止や自宅での療養に力を入れています。
最後に、政府が中心になって進めている「働き方改革」への当院の姿勢につき述べます。住民の皆様に満足して頂ける医療の提供には、医療スタッフの勤務にゆとりを持たせる必要があります。一部の診療科においては、外来患者の紹介制、予約制を採用しています。さらに、一次医療は、医師会の協力のもと、診療所あるいは救急センターへお願いし、二次医療を当院で行う体制としています。市民の皆様にも、「地域医療を守る市民の会」を立ち上げて、コンビニ受診を控える、かかりつけ医を持つなど医療者の負担軽減に貢献していただいており、深謝申し上げます。ただ、症状の重い方、緊急を要する方は、予約外でも診察いたします。また、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科などは、紹介状が無くても受診できますのでご確認をお願いします。遅れておりました診療録(カルテ)システムの全面電子化が、平成31年(2019年)1月より開始の予定です。電子化により医療業務がさらに効率化されますので、医師、スタッフの負担軽減のみならず、患者様にも待ち時間の短縮やスムースな診療を提供できると期待されます。
このように、住民の皆様の健康と充実した生活を確保していくためには、病院職員、住民の皆様、医師会、市当局がスクラムを組んで協力し合うことが必要です。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

 

平成30年4月1日 富士宮市立病院院長 佐藤 洋    

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

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