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富士宮市立病院看護部ブログ

病院紹介

全体研修 ノロウイルスの感染管理

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ノロウイルスによる食中毒発生状況
 
ノロウィルスによる食中毒発生状況 (厚生労働省調査)

院内では職種ごとや職種間を超えた様々な研修会が頻回に行われていますが、全職員を対象とした全員研修もあります。
全体研修とは院内で働く医師・看護師をはじめ検査・事務・栄養科・清掃職員すべての職員対象となる必須研修で、医療安全と感染管理に関する研修が各2回、年間4回開催されます。
今回は、10月10・11日の2日間に分け、ICT(感染制御チーム)委員会主催による“ノロウイルスについて”の研修が開催されました。講師は、診療技術部長と感染管理認定看護師でした。
ノロウイルスは上記のグラフでもわかるように11月から3月の冬に多発し年々増加しています。乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、感染力が強く非常に厄介なウイルスなのです。
グラフの上のイラストは、ある会社が作成したノロウイルスのキャラクターですが厄介者だけあって悪顔です!
どこが厄介かというと、感染経路が経口感染と飛沫感染があるからです。主症状が下痢と嘔吐で下痢ならばオムツ・トイレなどで便の処理ができるのですが、嘔吐の場合、ウイルスが着物や寝具・床に広がりやすくなります。乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくことがあります。また、消毒薬に対する抵抗があり感染力も強く、一度かかってもまた感染することもありしばしば集団感染のニュースとして報道されることがあります。
当然、病院はノロウイルスに感染しているからといって具合の悪い患者さんの受診や入院をお断りしません。ひとりがいい加減な対応をすれば集団感染に移行する可能性があり、患者さんや病院に出入りする人たち他の職員などを危険なめにあわせてしまいます。
そのためこのような全員研修を開催し患者さんや自分を感染から守るため教育をする必要があるのです。
当院のノロウイルス対策としては、標準予防策以外に次のようなことを実施しています。
◎入院しているノロウイルス感染患者さんで下痢・嘔吐症状がある場合は個室に収容
◎下痢・嘔吐症状のある職員の迅速な検査
◎ノロウイルスに感染している職員は、症状が治まるまで休業
◎ノロウイルス感染者の登録
◎ノロウイルス感染者が存在する病棟の環境整備に使用する消毒液の変更と環境清拭強化
 アルコール清拭から次亜塩素酸ナトリウム希釈液清拭に変更
ご家庭においても下痢や嘔吐症状の方がいらっしゃる場合には、ノロウイルスのことをちょっと思い出してみて下さい。
ノロウィルスについてもっと詳しいことをお知りになりたい方は、厚生労働省のノロウイルスに関するQ&Aをご覧になって下さい。ご家庭での対応なども知ることができます。


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分類:病院紹介

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

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