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臨床研修

富士山診療所とは

富士山診療所研修録

天空の医者たち?
佐藤恒久研修医(平成20年度の2年目)が、富士山衛生センター(通称:八合目の診療所)で過ごした記録です。

 毎年20万人近くが登る富士山(2008年は30万人を突破したそうです)。そのうち、1/3を超える約6万人が静岡県側の富士宮口を利用する。車で標高2,400mまで登ることができ、最高峰の剣が峰までの距離が近いこともあって、根強い人気をもっている。

 そんな富士宮口唯一の診療所として、八合目に富士山診療所(正式名称:静岡県富士山衛生センター)が開設されている。

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新五合目から見た八合目。左側の銀色に輝く建物が富士山診療所。

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中はこんな感じ。診療所というよりは山小屋。壁に掛かっているのは雨天時用のカッパ。

 この建物、夏期期間中(7月下旬~8月中旬)は診療所として使われ、それ以外の期間中は診療所と詰所が施錠され、玄関部分のみを避難小屋として使っている。

 診察は、浜松医科大学から派遣された内科医師、および診察補助者(学生さん)の2人体制で行われている。あくまで応急処置を施すことが目的の施設なので、診療は無料。必要な経費は富士宮市が出資している。

 この体制では平日は対応できるけれども、登山者が増加する休日は厳しくなる。このため金曜から日曜の2泊3日に限り、富士宮市立病院の研修医が応援に行くことになっている。あくまで「地域医療研修」とは別枠で、希望者のボランティア参加という形ではあるものの、普段は滅多に出来ない経験とあって、毎年殆どの研修医が希望する人気研修になっている。

 研修医にとっては普段慣れた病院を飛び出して、僻地医療を経験するまたとない機会となる。現地には単純XPもなければ、心電図モニターもない。更に、もしここで対応できない症例があったとしても、搬送先の病院は、はるか2,500mも下…。このような状況でどのように対応するか。普段の環境では経験できない体験をすることになる。

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

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