臨床研修
研修が終わって
2泊3日の富士山診療所研修。体力的にはかなりハードであるものの(実は自分自身、高山病のせいと思われる頭痛がありました)、それを以上に貴重な経験を積ませてくれる。
思い出に残る症例といえば、やはり最終日の胸痛の方だろうか。普段であれば酸素投与・心電図検査、異常が有れば循環器コンサルト…という対応になるところ、心電図もなければコンサルトする循環器科医もいない。(そもそも、医師が自分一人しかいない)そんななかで「とにかく、ここでできる最大限のことは何か?」ということを考えなければならない。普段の研修では考えもしないことを考える、いい機会になったと思う。
この富士山診療所研修は当然ながら、富士宮市立病院でしか経験することが出来ない。まだまだ広く知られているとは言い難い研修であるが、多くの人がこの研修を体験し、その良さを味わって欲しいと思う。