臨床研修
研修メッセージ
内科
内科医の基本、プライマリ・ケアが習得できる
当院の内科は専門領域に細分化していません。地域の基幹病院として、消化器疾患、腎疾患、呼吸器疾患、内分泌・代謝疾患を初め、様々な疾患の急性期を中心に幅広く診療しています。内科の研修では多彩な症例の経験と、活発な院内の勉強会をとおして、内科医としての基本である知識・技術・思考を身付ける事が可能です。
循環器内科
豊富な循環器疾患の診断・治療を経験できます
年間の入院患者数は950名、心カテ数は600件、PCIは230件、ペースメーカー植込みは30件、心エコーは1,500件、心筋シンチは700件、心臓CTは250件、心臓MRIは50件程度です。虚血性心疾患や心不全をはじめ症例が豊富であり、多くの貴重な経験を積むことができます。
小児科
小児科医として必要な基礎疾患を広く学べる
小児科では、「感染症・アレルギー疾患をはじめ腎・心疾患等多くの種類の疾患をみることができ、院内出生を中心に新生児も扱っているため、小児科医として必要な基礎疾患を広く学ぶことができます。小児科以外の科に進まれる方にも、当直時などの小児科救急対応ができるだけのスキルを身につけることが可能です。
外科
実力は豊富な症例から
病床数に比べ、症例数は非常に多い病院です。外来はスタッフも充実しており、各種手術(消化器一般外科、乳腺外科、呼吸器外科)プライマリ・ケア、救急対応など広範囲に学ぶことができます。忙しい分貴重な戦力の一人として期待されますが、そのために一層成長が望めます。やる気のある研修医よ!共におおいに学ぼう!(そして時におおいに飲もう!!)
整形外科
仕事と遊びのメリハリある職場を目指して
東海道沿線から少し北上した立地条件ながら、症例数は豊富にあることが当院の魅力です。年間約700件の手術症例があり、多種多様な外傷を診察できます。夏のパラグライダー滑落外傷からウインタースポーツ外傷まで四肢末梢から脊椎まで全身の骨を手術することが可能です。変性疾患も人口関節30件、脊椎手術15件程行っています。気温は低いですが暖かい人材が揃っているので一度見学に来てください。
脳神経外科
意識喪失患者にも動じない、カッコイイ医師に!
脳神経外科では脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血などの脳卒中、頭部外傷を診ています。殆どが救急搬送されてくる患者です。当科では、「脳が障害を受けた際の全身への影響」「全身が障害を受けたときの脳への影響」を研究テーマとし、「脳疾患の患者は絶対に頸部から下の原因で死なせるな!」をモットーに全身、術後管理を厳しく行っています。当科で研修された際にはブラインドでの経鼻挿管、IVH、気管切開等のhigh levelの応急手術が極められることを約束します。
泌尿器科
マイナーなのにメジャー???
泌尿器科では、尿路系及び男性生殖器に発症する疾患を治療しています。地域の基幹病院として特に増加傾向にある尿路結石・泌尿器科悪性腫瘍・排尿障害の治療に力を入れています。マイナーと言っても守備範囲は広く、少ない人員の中、日々地域医療を支えるため奮闘しています。当院では臨床研修が始まって以来、当科での研修を受けた方がおらず、研修の空白地帯となっています。志のある方、一緒に奮闘しましょう。
産婦人科
来たれ、バイタリティある若人!
産婦人科では助産師外来も導入し、安全、快適な分娩を目指しています。近年の分娩件数は500件前後を推移していますが、地域の周産期医療の砦としてハイリスク妊娠の占める割合が増加しています。手術件数は250件程度で、良性から悪性疾患まで多岐にわたっています。症例が豊富です。意欲さえあれば、研修期間は有意義で産婦人科の醍醐味を感じてもらえると思います。
耳鼻咽喉科
幅広い疾患に対応する
当科の診療する領域は脳と眼を除いた頭頸部全体で、めまい、耳、鼻、咽喉頭疾患など幅広く取り扱っています。手術についても疾患の改善のため積極的に取り組んでおり、基本的なことから応用的なことまで対応しています。耳鼻咽喉科の特徴は内科的な側面と外科的な側面を併せ持つところであり、疾患に対してより深く理解することができます。
眼科
目は心の窓、体の窓
目は直接血管が見える唯一の器官であり、糖尿病や高血圧などの血管病変を評価でき、また、膠原病や甲状腺などの全身疾患からも目に病変が現れ、目のことを知っておくと他科でも結構役に立ちます。当科では、白内障、緑内障、糖尿病網膜症、網膜剥離などの通常の眼疾患から眼瞼、涙道、骨折など広範囲の目にかかわる疾患の治療を行っています。
皮膚科
幅広く学ぶ
皮膚科では、皮膚疾患全般を扱っており、皮膚に生じる多様な疾患を幅広く学ぶことができます。近隣の施設や浜松医科大学等と連携し、高度な医療を提供できるよう努めています。当院は浜松医科大学付属病院皮膚科を主研修施設とした皮膚科専門医研修カリキュラムにおける研修施設として、日本皮膚科学会の指定をうけています。
麻酔科
毎日実技
全科の予定・緊急の全身麻酔~くも膜下麻酔を24時間対応し、1,808件管理。虫垂炎・帝王切開・大腿骨転子部骨折・イレウス・脳動脈瘤・気胸・胆石など毎日は実技の連続。末梢静脈確保・気道確保・挿管・中心静脈穿刺・動脈穿刺・くも膜下穿刺(25G・27G)・術中麻酔管理・術前術後の診察。最新自動麻酔記録とモニター完備。
放射線科
画像診断
検査には、ラボデータの様に数値を読むもの、また、レントゲンやECGなど形態を読むものがあります。後者に関し、件数をこなせばだれでも上達するものですが、その速度にはかなりの個人差があります。当科では、集中的に大量の読影を行うことにより、基本をみっちり身に着けることが可能です。特に救急の場で役立つと思います。
放射線治療
診療を通じてがん診療における放射線治療の役割について理解し、放射線治療の適応、方法、効果、有害事象について具体的な知識を深めることが可能です。また、放射線治療計画を通じて基本的手法を習得するとともに、トモセラピーによる画像誘導放射線治療(IGRT)や強度変調放射線治療(IMRT)といった最新の高精度放射線治療を経験することができます。
なお、画像診断と放射線治療の研修割合は自由に決められます(どちらかのみの研修も可能です)。
病理診断科
解剖・CPCを通じて学ぼう
臨床研修パンフレット
パンフレットは下記よりご覧いただけます。
[ 臨床研修パンフレット(PFD:1,016K) ]
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