富士宮市立病院看護部ブログ
ワークライフバランス
病児保育室利用者の声をお届けします
病児保育を利用された看護師さんには、アンケートに協力していただいています。これは、利用するにあたって困ったことや不安だったこと、お子さんを預けている間の気持ちなどをお聞きして、今後に役立てるためです。いただいた意見や要望は、看護部長を通し、保育所運営会議にも報告されています。そして、病院管理課や院内保育所に協力を求め、働くママさんナースの支援に努めています。
今回は、アンケートの中から、お迎え依頼があったときの気持ちや、そのときの職場の雰囲気、病児保育室に預けているときの気持ちなどをご紹介します。
院内保育所からお迎えに来てほしいと連絡があったとき、看護師さんが思う気持ちの第一位は、「子供も心配だが、職場を離れづらい」でした。一緒にいてあげたい気持ちはあっても、責任もって仕事をやり遂げたいという声が多くありました。
そんなときの職場の雰囲気を聞いてみると、一番多い声は、「協力的」でした。病児保育を利用する際、敷地内の院内保育所へお子さんを迎えに行き、病院内の病児保育室へ連れてきてもらいます。その時間を作ることが難しいと感じながらも、職場のみなさんが業務のフォローをしてくれ、気持ちよく送り出してくれたそうです。また、子育て中のスタッフが多く、状況を理解してくれる、看護師長が早く帰れるように勤務の調整をしてくれた、との声が聞かれました。実際、病児保育を利用したお子さんのほとんどが定時以前のお迎えです。職場の協力が、働くママさんナースとそのお子さんたちを支えていると感じます。
また、病児保育室にお子さんを預けていて不安だったことも聞いてみました。利用するお子さんは2歳未満がほとんどであるためか、人見知りなので心配だという声が多く、そのために泣いていないか、迷惑をかけていないか不安だったそうです。体調に関しては、状況が変わった場合は連絡することになっています。病児保育室の目の前が看護部長室、副看護部長室であり、看護師さんがすぐ近くにいる環境なので、不安はなかったそうです。
病児保育室では、これからもママさんナースが、安心して仕事を続けていくことができるように応援していきます。
保育士 市川美絵