富士宮市立病院看護部ブログ
病院紹介
富士宮市立病院DMAT
平成24年に富士宮市立病院DMATが誕生して、早いもので5年目となりました。
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは、大規模事故災害、広域地震災害などの際に、災害現場、被災地域内で迅速に救命治療を行えるための専門的な訓練を受けた機動性を有する専門的な災害派遣医療チームです。災害発生時の中核となる災害拠点病院すべてに配備されています。
主な役割は、災害超急性期に都道府県からの要請を受け出動、被災地内の被災状況から医療ニーズを把握し、それに沿った支援を関係機関(消防・警察・自衛隊など)と協力しながら行うことです。
構成員は 医師1名、看護師2名、業務調整員1名 計5名で1チームとなっており、富士宮市立病院では、平成24年に1チームが誕生し、現在2チーム登録しています。
看護師DMAT隊員は2名から、現在は6名に増え、活動の場も増えてきました。
現在の活動は、毎月、DMAT調整会議を行い、学習会やDMAT訓練・研修参加の調整や、マニュアルの整備、現場活動のための物品確認と整備などを行っています。また、DMAT技能維持研修や実働訓練、机上訓練など各種訓練に参加し知識を深めています。
病院内の活動では毎年START法トリアージの実践指導を看護師や、コメディカルに行いトリアージタッグの記載法、トリアージの方法を周知しています。病院防災訓練ではゾーンリーダーを担当しDMAT活動で得た知識を活用し訓練参加しています。
災害はいつ起こるかわからないものです。いつ起こるかわからないからこそ備えが必要になります。現在の活動を通し災害への備えとして必要な知識・技術の伝達や、訓練参加の必要性を周知し、災害時に適切に動ける人材を育てていきたいと考えています。