富士宮市立病院看護部ブログ
病院紹介
第12回富士宮市立病院集談会
令和元年11月29日(金)、第12回富士宮市立病院集談会が開催され、職員103名が参加しました。各部門から6演題の発表がありました。看護部は、4A病棟の米津藍さんが「身体抑制率減少に向けての取り組み」について発表しました。認知症・身体抑制に関する勉強会の開催、脳神経外科用身体抑制フローチャートの作成・運用、身体抑制カンファレンスの充実を図り、身体抑制が的確に実施されるように取り組みました。その結果、身体抑制率37.1%から15.7%まで減少しました。また、有効な身体抑制が使用できていると答えた看護師が、11%から70%に増加しました。看護師の身体抑制に対する意識を変化させ、ケアの質の向上に繋いだ実践の発表となりました。
そして、地域包括ケア病棟の小澤広美師長が「地域包括ケア病棟について~病床稼働率80%以上の維持に向けて~」発表しました。10月新規開設後の患者さんの受入れ状況と認知症やせん妄の患者さんを対象とした院内デイ(アクティビティ)について報告しました。院内デイを利用された患者さんは、表情が明るくなり意欲が高まるそうです。開始したばかりの院内デイですが、看護師もその反応から手応えを感じているようでした。この取り組みが認知症やせん妄の患者さんのケアの質向上に繋がることを期待します。