今年度のブログでは看護部職員が参加している委員会を紹介していきます。
　初回は「看護必要度委員会」です。

　『看護必要度』とは、聞き慣れない言葉ですよね。入院している患者さんがどの程度看護を必要としているかを知り、看護師の適切な人員配置を行うために導入された指標のことです。人員配置は診療報酬の入院基本料にも関わります。つまり、看護師の人員が多く、手厚い医療を提供する医療機関であるほど入院基本料は高く設定されるため、とても重要な数字と言えます。入院基本料は、入院した際にかかる1日あたりの基本料金で、患者さんに自己負担分をお支払いいただいています。
　看護必要度委員会では、『看護必要度』の評価者である看護師全員が、正しく評価できるよう研修会を開いたり、その項目が正しく評価されているか監査を行っています。
　委員は13名で、それぞれがスキルアップのために院外研修に参加をしています。『看護必要度』を正しく評価することでデータの精度をあげ、当院が地域の基幹的総合病院として医療・看護の提供ができるよう努めていきたいと思います。