退院支援・調整を行うには、患者さんやご家族が退院後どのように過ごしていきたいのか、意思を繰り返し確認し決定していく事が重要となります。退院支援委員会では、意思決定までのプロセスや、意思決定した内容に寄り添い、支援ができる看護師の育成を進めています。現在、退院支援委員を中心に各部署での事例検討会や研修会の開催を企画・運営しています。事例検討は、未経験の内容を共有することができ、実践した支援を振り返り、考える機会となります。その他の活動では、退院支援カンファレンスの内容改善への取り組みや、退院支援に関するアンケート、年間3回の広報紙の発行を行っています。
　退院支援・調整は、看護師が主体的に進める役割を担っています。委員会では、退院支援力と調整力のさらなる向上を目指しています。患者さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、退院支援のプロセスを理解し、患者さんご家族の思いに寄り添うことができる看護師の育成に努めています。