県立富岳館高等学校からマフを寄贈していただきました | 富士宮市立病院 静岡県富士宮市 常勤医師・初期研修医募集中

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富士宮市立病院看護部ブログ

看護部紹介

県立富岳館高等学校からマフを寄贈していただきました

  
 「マフ」をご存知ですか?
 「マフ」とは、認知症特有の症状から手元に不安を感じる人が触れたり手を通したりして落ち着けるように、さまざまな飾りを縫い付けた円柱型のニット小物です。見た目はカラフルで、ボタンやリボン、毛糸で編んだ飾りなどが筒の内外を彩ります。手を入れるとふんわりあったかく、飾りを触って楽しみ、ホッと落ち着くといいます。日本でも広めようという動きが出ています。
 当院の西田認知症看護認定看護師が浜松医科大学臨床看護学講座 鈴木みずえ教授から県立富岳館高等学校の山口恭子先生をご紹介いただき、「マフ」を寄贈していただくことになりました。そして7月24日、寄贈式が行われ、県立富岳館高等学校ボランティア部のみなさんが作成した10個と静岡市の方が作成した6個を寄贈していただきました。認知症の方々が少しでもリラックスして入院生活を送れるようにと「マフ」を作成したそうです。ひとつひとつ色や編み方・飾りも異なり、見ているだけでも楽しくなります。引っ張られても壊れないように編み方を工夫したり、外側の飾りは物語を感じるように作成したりと、ひとつとして同じものがない、楽しい「マフ」が並びました。
 寄贈式には、佐藤洋病院長・看護部長・副看護部長・看護部認知症ケア委員会委員長と3名の認知症看護認定看護師が参加しました。県立富岳館高等学校のみなさんには病院長から「手当て、という言葉がありますが、『手を当てる』ことによって得られる癒やし効果が『マフ』にはあると思います。『マフ』を使うことで認知症の方々の安心感につながることを願います。ありがとうございます。」と感謝の言葉が送られました。
 こちらの「マフ」を触ることで患者さんが癒されたり、「マフ」を通して患者さんとの会話が広がったり、「マフ」を活用して患者さんがリラックスして入院生活を送れるように声かけしていきたいと思います。
 県立富岳館高等学校ボランティア部のみなさん、ありがとうございました。

 

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