富士宮市立病院看護部ブログ
ナースのつぶやき
こころに残ったこと
こんにちは!!
今週は、看護補助者(看護助手)さんの「こころに残ったこと」を掲載します。
看護部目標である「ひと」に寄り添う看護を実践するために、看護職は看護補助者とともにケア等を行っています。今回、看護補助者が経験した、看護の場面で感動した気持ちを伺いましたので紹介します。この様な、感動を得られる看護現場で、一緒にお仕事できる仲間を増やしていきたいと考えています。どなたでも結構ですので、お気軽に声をかけてくださいね。
看護助手 内海佳代子
看護助手になって、もうすぐ4ヶ月が経とうとしています。
他の病棟との違いは、生命の誕生の場面に出会えることでした。勤務を始めてまだ間もない頃、ナースステーションで洗い物をしていた私の耳に飛び込んできたのは、分娩室からの看護師さんの声でした。
「お産です!お願いします!」
その時、それぞれの場所で自分の仕事をしていた人たちが、バッ!と一斉に分娩室に駆け込みました。
中から聞こえてきたのは「痛い!痛い!」「はぁっ!はぁっ!」「あー!」という産婦さんの声と、「いいよ!いいよ!」「うまい!うまい!」「そう!そう!」「大丈夫!」「頑張れ!」という看護師・助産師さんの声。
それから「はあはあして!」「はあはあはあ…」「………」
「おぎゃー!」「おぎゃー!」
分娩室から誕生の瞬間の声がしました。
「おめでとう!おめでとう!」「よかったね!」
ナースステーションで聞いていた私も、とても幸せな気持ちになりました。
必死に産もうとする産婦さんにとって、助産師・看護師さんたちは、どんなに心強い人たちでしょうか。みんなで応援してくれて、同じ呼吸をしてくれる。そして褒めてくれることでまた頑張れるのだと思いました。
生命の不思議。生まれたその時から、もう立派な一人の人間であることを改めて思わせてくれる赤ちゃんたちであり、その一人の人を生み出すことのできる女性って、やっぱり偉大なのだと思います。
産婦さんも赤ちゃんも、まさに10人10色。その人たちの幸せを生み出すお手伝いをさせてもらっているのが、私たちの仕事の一部なのだと思えた瞬間でした。