富士宮市立病院看護部ブログ
看護部紹介
レベルNa 3ヶ月研修
6/17(火)に当院研修医3名、当院新人看護師14名、富士地区の病院の新人13名、計31名がレベルNa 3ヶ月研修に参加しました。
午前は、輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱い方法、中心静脈注射の管理、血管内留置カテーテル由来血流感染について学びました。血管内留置カテーテル由来血流感染は、感染管理認定看護師の竹内副主任看護師から講義を受け、リスクについて学び、輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱いはCE(臨床工学技士)から講義を受けました。 講義後4名~5名の新人看護師がグループになり、副看護師長と副主任看護師が共に輸液ポンプによる点滴管理、シリンジポンプを用いた薬剤管理、中心静脈カテーテル挿入部の固定・観察の視点を指導しました。
今後チェックリストを用いて、合格後実際に患者さんに実施していきます。引き続き安全な看護が提供できるように指導していきます。
(看護部教育委員 レベルNa研修担当 杉山)
午後はスキンケア、褥瘡ケアについて研修を行いました。スキンケアでは、皮膚の構造や高齢者の皮膚、スキンテアについてなどを講義しました。研修生は、テープの貼り方、はがし方についての演習で、新聞紙に貼った固定用テープを愛護的にはがしました。さらに、研修生同志で、フィルムドレッシングを実際に腕に貼り、それをはがしあって愛護的な貼り方とはがし方を学びました。
褥瘡ケアでは、褥瘡の危険因子や予防、褥瘡の評価方法、処置方法を講義しました。褥瘡の予防ではベッドを利用して、ギャッチアップの演習を行いました。研修生にも実際に、患者の立場になってもらい、頭側からギャッチアップすることで、摩擦やずれによる不快感を体験し、ギャッチアップは、足側から行うことを学びました。また、クッションを利用して、研修生同志でポジショニングを行いました。
スキンケア、褥瘡ケアでは、座学で学ぶことがとても多いのですが、実際に演習で看護技術を学び、患者さんの立場になって体験したことで、より身に付いたと思います。ここで学んだことを活かして、より良いケアを実践していきましょう。
(皮膚・排泄ケア特定認定看護師 伊藤)