『マフ』贈呈式 | 富士宮市立病院 静岡県富士宮市 常勤医師・初期研修医募集中

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富士宮市立病院看護部ブログ

看護部紹介

『マフ』贈呈式

 

 7月22日(火)、静岡県立富岳館高等学校ボランティア部のみなさまより、昨年に引き続き、認知症の患者さんのために手作りの『マフ』を24個寄贈していただきました。3個は以前小学生の方がお母様と一緒に編んでくださったマフに飾り付けをして、患者さんに喜んでいただける物に仕上げてくれました。
 マフとは、認知症特有の症状から手元に不安を感じる人が、触れたり手を通したりして落ち着けるように、さまざまな飾りが付けられた筒状のニット小物です。寄贈していただいたマフもカラフルなデザインで、患者さんは、観て楽しみ、触って楽しむことができそうな作品ばかりでした。
 寄贈式には、病院長はじめ看護部長や副看護部長・各病棟看護師長が参加し、感謝の言葉をボランティア部のみなさまへお伝えしました。
 マフには、手書きのメッセージも添えられ「初めて編み物に挑戦した」ことや「難しくて諦めかけたけれど、マフを使っている人の話を聞いて『人の役に立ちたい!』と思いがんばった」こと「使ってくれる人が安心安全に使うことができるマフを作ることを編む時に大切にしている」「マフを使う人、看護師さん、家族の人が心をつなぐツールになったらうれしい」「マフをみんなで触って、マフの話をみんなで仲良くしてもらえるとうれしい」などマフに込められた温かな気持ちが伝わってきました。
 当院は、2024年より『マフ』を導入しています。高校生の生徒さんが編んでくれたことを患者さんに伝えると眼を輝かせて「そうなの。」「すてきね」「いただいていいの?こんないい物を」とみなさん笑顔になります。マフをきっかけに昔の話や家族の話題になり、普段あまりお話をしない方も会話がはずむこともあります。そんな患者さんの笑顔を見て、私たち看護師も心があたたまります。これからもマフを活用して、患者さんが安心と心地よさを感じられる看護をしていきたいと思います。

     認知症看護認定看護師 西田

 




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