富士宮市立病院看護部ブログ
病院紹介
静脈注射についての教育体制
当院では、医師や薬剤師、臨床工学技師の協力のもと、静脈注射に対しての教育プログラムを持っています。これは平成14年9月に厚生労働省より、静脈注射は保健師助産師看護師法の中の「診療の補助業務」の範疇として、法的に看護師の業務と認めらました。法的に認められたということは、単に技術的に看護師が静脈注射を実施できるというだけではなく、実施者としての実行責任が問われるということです。現実には、これまで静脈注射は当院のような規模の病院では、看護師の仕事として当然のようになされてきました。
そこで当院では、静脈注射を安全に実施できるようにするために、平成19年から教育プログラムを作成し実施しています。
静脈注射3段階の認定方法は、看護師経験が2年以上あり、静脈注射2段階を終了した段階で静脈注射3段階の研修(循環動態に影響を及ぼす薬剤・抗がん剤・麻薬、緩和について)全てを受講すると、本格的な筆記試験があります。その筆記試験に合格した人が、CV皮下ポートの講義・実技を受ける事が出来ます。そこで合格した人に静脈注射3段階認定証が発行され、同時に注射マークのシールを配布し各自名札に貼付します。
今年度は13人の受講者全員が筆記試験に合格しました。この後のCV皮下ポート研修に向け頑張っています。