プリセプターとしての一年を振り返り、次年度のプリセプターに支援できること Part.1 | 富士宮市立病院 静岡県富士宮市 常勤医師・初期研修医募集中

文字サイズ
標準
拡大
MENUメニュー

富士宮市立病院看護部ブログ

看護部紹介

プリセプターとしての一年を振り返り、次年度のプリセプターに支援できること Part.1

 当院は、プリセプター・プリセプターシップを取りながら、新人看護師を支援しています。1年を通じ、新人看護師を支援した様子をプリセプターが振り返りを行いました。支援を通じ、プリセプター自身の成長に繋がりました。2名のプリセプターの振り返りを紹介したいと思います。次年度に向けプリセプター研修の第1回目を外部講師を招き3月13日(土)に行いました。成果を上げる指導にはまず『信頼と安心』『一緒にやってみよう』『共に考える』という姿勢で支援していきたいと考えています。

 

2階病棟 宇佐美千佳

 私は、今年度プリセプターを任されると言われたとき、心に決めたことがあります。それは、「プリセプティの一番の味方でいる」ということです。それは、私のプリセプターであった先輩がいつもそのように接してくれていたからです。私のプリセプターは、私の一番の味方でいてくれて、何でも相談できる存在でした。私が新人の時、プリセプターが勤務している時は本当に心強く、不安を抱きながらも少し自信を持って業務に取り組めました。そのため、私もプリセプィには「一番の味方でいること」を意識して接しています。業務が出来たときや他の先輩に褒められていたことは必ず本人に伝え、出来なかったことは一緒に振り返りを行い、どうしたら出来るようになるのか考え、積極的にコミュニケーションをとるようにしました。日々接していく中で表情がやわらかくなり、笑顔や相談してくれることが増え、プリセプティとの関係が築けていると感じるようになりました。プリセプィから「千佳さんがいると安心します」「千佳さんがプリセプターで良かったです」などと言ってもらえた時には、自分の思いが伝わったような気がして本当に嬉しかったです。プリセプティとの関係が築けていたからこそ、プリセプィの成長が嬉しく、プリセプティの存在が私の心の支えになっていました。初めはどのようにプリセプィに接していけば良いのか悩みましたが、寄り添う姿勢を持ち続け良かったと思います。私も一年目の時そうだったように、誰か相談する相手や認めてくれる人がいると思うと、自信や安心、モチベーションの向上に繋がると思います。仕事が楽しい、もっと出来ることを増やしたいなど、仕事に対して前向きな感情を持ってもらえるよう、今のような関係を大切にしていきたいと思います。

 今回プリセプターを経験し、強く感じたことは、新人を育てるためには周りの支えが大切だということです。この一年、周囲の先輩や同期、後輩にたくさん助けてもらいました。細かな指導やフォローがなければ、プリセプティをここまで育てられなかったと思います。プリセプティは、看護師としても社会人としても一年目で何もわからない状態からスタートしましたが、今は業務を覚え、独り立ちができています。患者の訴えを傾聴し優しく声をかけていたり、周りの先輩の動きを見て「何かできることはないですか」と声をかけられるようになったこと、手術患者を担当できるようになったことなど、日々成長を感じています。私自身もそんなプリセプティの姿を見て、自分の看護を振り返ることができました。また、プリセプティへわかりやすい指導をするため、改めて疾患や治療について学び直したことで、自分自身の知識や技術の向上に繋げることが出来ました。私は、プリセプターを経験するのは初めてで、何もわからなく不安な気持ちもありましたが、周囲から「みんなで育てていけばいいんだよ」「いつでも相談してね」と言葉をかけてもらったり、プリセプティの成長を聞くことが私の大きな支えになっていました。プリセプターとしての悩みを聞いてもらえる環境は本当に大切だと思います。プリセプターという役割を担う時は、一人で抱え込まず、周りの先輩や同期、後輩にも助けを求めて、病棟全体で新人を育てていこうという気持ちでいてほしいです。プリセプターとしての一年を通じて、自分の支えになったことや周りの人にしてもらって嬉しかったことを今度は私が行い、次のプリセプターや新人を支えていきたいです。そして、大変なことがあったとしても一年間プリセプターをやって良かったと最後に思えるように、プリセプティの気持ちに寄り添い、一番身近な存在でいるということを大切にしたもらいたいです。

日本医療機能評価機構 認定第JC837号

出生前検査認証制度等運営委員会

PAGE TOP