早いもので新人看護師が入職し6ヶ月が経ちました。当院の新人看護師の研修は充実しており、その時期に必要とされる研修を院内の各種委員会と協力し、ほぼ毎月開催しています。今回は、部署で独り立ちして実施している看護も増加する中、新人看護師達がどのように看護と向き合い、患者さんに対応しているかを振り返り、今後の課題を見出すことを目的とした研修、その名も『多重課題・時間切迫シミュレーション』を行いました。研修後新人看護師からは、自分の行動を振り返り同期生と共有することで気付いたことや学びが得られたとの意見や、自分の傾向や弱点を知ることができたという意見が多く聞かれました。2日間に渡る6ヶ月研修では、多重課題・時間切迫シミュレーションの他に、グリーフケア、がん化学療法の曝露対策、同期生とのグループワークを行いました。グループワークでは、同期生と現状を語り合う中から今の自分を見つめ今後の課題に気付くことができ、多重業務や急変時には応援を依頼する、先輩に相談する、自分にできることを考え行動する、確認動作を怠らないとの意見が聞かれました。また、自分なりのストレス解消法を見つけるなど様々な経験の中から気付いたことが語られました。
　これからも、たくさんの経験を通し、様々なことを感じ考え、たくましく成長してくれることを期待し、看護部一同応援しています。