富士宮市立病院看護部ブログ
看護部紹介
DMAT派遣報告
1月1日に発生した能登半島地震において、石川県からの災害派遣要請を受け、1月9~13日までの計5日間、富士宮市立病院D-MAT隊の一員として石川県珠洲市で災害医療救護活動を行ってきました。
珠洲市の被災状況は予想よりも甚大で、事前に収集した情報を上回るものでした。社会インフラ復旧の見込みは厳しく、発生から数日後には激甚災害に指定された程でした。珠洲市は高齢化率53%という超高齢化地域で、避難所は高齢住民で溢れ、災害関連死を防ぐために一刻も早い対応が必要な状況でした。私は、福祉避難施設兼広域医療搬送拠点の運営に携わり、様々な団体と連携して活動を行いました。被災地復興のために各団体が一丸となって活動する光景は、胸を打たれるものがありました。
実災害への出動を経験して、被災地で自助・共助・公助といった災害医療救護活動を実践するためには、災害を他人事とせず、1人1人が災害と向き合い平時から備えていくことの必要性を改めて実感しました。